ホタテは、5月に産卵。
浮遊している幼生をネトロンという網でとらえ、7月末に5ミリほどのホタテを採りだし、沖合で育てていました。
これを仮分散作業といっています。
10月にザブトンという網に入ったすべてのホタテを入れ替える作業が本分散。
午前0時に出港した船が、沖合からホタテの稚貝を積んで入港。
作業が始まるのが午前2時、午前6時頃には終了します。
アルバイトの主婦らが16段つながったザブトン網にカップ1杯の稚貝を入れていきます。
稚貝の大きさは12ミリから15ミリ。カップ一杯で約100粒。
これをまた沖合の養殖場で育て、来年4月オホーツク海の漁協に出荷され、海に投入されます。
ホタテ稚貝生産は、非常に手間のかかる作業です。
本分散作業は、2週間ほど続きます。